■ 何時に行けばいい?
 さて、「夜市」はいつ開いているのだろうか。
 場所によって違いはあるが、たいていは午後5時か6時ごろから、深夜12時か1時くらいまでのところが多い。中には午後2時から始まっている店や、夜遅く明け方近くまで開いている屋台もあったりする。
 また、朝はサンドイッチや豆乳を売っているが、夜は臭豆腐や麺ものを出すといった、同じ店主が朝夜で品種を変えているところもある。
 一番賑わう時間帯は、なんといっても午後8時前後、テレビのゴールデンタイムだ。この時間帯だと人気がある店は行列待ち、そうでなくても満席というケースが多い。
 夜市の猥雑さと賑わいを感じたい人は、この時間帯に行くといいが、食事や買い物をじっくり楽しみたいなら、平日の午後6時台(土日だとこの時間帯も混む)か、午後11時台に行けばわりとすいている。
 また、台湾最大の夜市・士林夜市「美食廣場(グルメプラザ)」の場合は室内だが、ほとんどの夜市は露天だ。だから天候によって人出が大きく左右され、当然雨の日や冬場の肌寒い日は人出が少なくなる。台風の日はほとんどの店が休業となるし、店や屋台によっては平日のある曜日を定休にしていることもあるので要注意だ。

■ 夜市の一日ドキュメント
 私は中規模の夜市のど真ん中に住んでいるので、夜市の一日をドキュメント風に追ってみよう。
 午後4時。料理系の屋台の支度が始まる。空き地や駐車場の一部に置いてあった屋台や道具、あるいは遠方から車で道具や食材を運んでくる。スープを沸かしたり、食材を並べたり……。そうして午後5時過ぎには、ほとんどの屋台の営業が始まる。ただし、そこは個人営業。午後5時過ぎにやおらやってきて午後6時ごろに始める屋台もあるので、全部が揃うのは午後6時過ぎ。客がやってくるのも午後6時過ぎからだ。

午後4時 支度が始まる

午後4時 支度が始まる

午後5時 営業開始

午後5時 営業開始

 それでも午後7時ごろまでは人はまばら。だが、人いきれなどで汚れていない食材と拭いたばかりの食卓という比較的きれいな環境を選びたいなら、この時間に行くのが狙い目だろう。
 午後7時半から9時ごろが最も混む時間帯だ。

午後8時 ピークを迎える

午後8時 ピークを迎える

 午後10時を過ぎると次第に人は少なくなり、午後11時過ぎにはかなりまばらに。とはいえ、金土の週末で晴れた日だと人は多い。午後12時過ぎには週末でも人がまばらになり、片付けを始める屋台も出てくる。

午後11時 人出もまばらに

午後11時 人出もまばらに

 午前1時過ぎ、ほとんどの屋台や店が店じまい。午前2時ごろには人通りもほとんどなくなり、一部徹夜の屋台とゲームセンターだけが開いている状態。
 午前2時過ぎから午前6時には人通りがほとんどない。時々犬、猫、ネズミがゴミを漁っている。だがそれもつかの間、午前5時前後にはゴミ収集車がやってきて、夜市のゴミを一斉に回収し道の清掃も行う。午前5時半、夜市の道はすっかりきれいになり、夜明けを迎える。

午前1時 店じまい

午前1時 店じまい

午前5時 ゴミ収集車登場

午前5時 ゴミ収集車登場


ワンテーマ指さし会話 台湾×夜市ワンテーマ指さし会話 台湾×夜市

著者:酒井亨
台湾の夜市事情から、夜市めぐりの交通手段、台北市内夜市MAP、おすすめ料理や注文まで、台湾の夜市を楽しむための方法やコツが満載。
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