マレーシア、クアラルンプールの空港駅レポート

「旅の指さし会話帳マレーシア」の著者、戸加里康子です。

ただいまマレーシアを旅行中です。

 

●鉄道が急速に充実する首都クアラルンプール

クアラルンプール周辺は、ここ数年鉄道網の整備が急速に進みました。

前回の重版の際に編集Hさんが執念で新しく出来た路線を全部、クアラルンプールの地図に加えてくれたのですが、その重版が出た直後に、さらに新しい路線が開通しました(一番新しい重版では反映される予定です。これもHさんの執念ですw)

一番新しく開通したのは、スバン空港とクアラルンプール市内を繋ぐKTM(マレー鉄道)の路線です。KLIA(クアラルンプール国際空港)ができるまでクアラルンプールのメイン空港だったスバン空港は、現在はプロペラ機や、チャーター便用の空港として使われています。

ここ20年ほど、東海岸のクランタン州の州都コタバルに通っています。コタバルとクアラルプール間を飛んでいる、マレーシア航空の子会社ファイアフライは、スバン空港を使っています。

そこで、今回コタバルからの帰りに乗ってみることにしました。

 

 

●スバン空港からSkypark Linkの駅へ

それでは、写真を撮ってきたので、それを見ていただきましょう。

スバン空港に到着して荷物を受け取って出て行くと、Skyparkターミナルです。このSkyparkとのアクセス路線なので、Skypark Linkというわけです。

①Skyparkターミナルのロビーに出てくると、Skypark Linkの案内が出ています。右の矢印方向に進むとエスカレーターがあります。今日はスーツケース持ちなので順路通りに行きますが、荷物がなければ、写真奥の方向、インフォメーションの脇にある階段を登った方が早いです。

 

②しばらく行くと、エスカレーターがあるので、2階に上がります(エレベーターもあります)。上がったら、右側後方に回り込み、ロビーの上を通っていくと出口にさしかかります。

 

③出口です。外に出ると空港の前の大通りを渡る歩道橋があります。

 

④出口を出ました。歩道橋との高低差があり、まさか階段? と思いましたが、一応スロープが作られていました。

 

⑤歩道橋を渡りきった所には、階段とエレベーターがあるので、1階に降ります。

 

⑥エレベーターを降りると、駐車場をぐるっと迂回して、駅に繋がる渡り廊下が作られています(いちおう屋根付き)。

 

⑦今回初めて行ってみたのでイマイチよくわからず、駐車場を突っ切ってみましたが、下が凸凹してるので、大人しく渡り廊下を通った方がよさそうです。それにしても遠い!

 

⑧駐車場をガラガラとスーツケースを引っ張り奮闘すること数分。駅はもうすぐです。

 

⑨やっと駅の前に到着。そしてここは期待を裏切らず、階段しかない!空港線なのに!しょうがないので、スーツケースをえっちらおっちら運びあげました。

 

⑩そして時刻表を見ると、次の電車は14:15。今は13:00をちょっと過ぎたところ。念のため窓口で確認してみたところ、ついさっき13:00の便が行ってしまったばかりとのこと…。

 

11、12 ここまで来たから、頑張って乗って帰ろうかとも思いましたが、駅の構内にはお店らしきものが何もないので、諦めてGrabに乗って帰ったのでした。

こんなことなら、最初から大人しくGrabを呼べばよかった(余談ですが、マレーシアの都市部を旅行する時はGrabという配車サービスが大変便利です。Grabについては、またそのうち書きたいと思います)。

 

●駅と駅の乗り換えが不便

というわけで、Skypark Linkに乗ってみましたレポートを書きたかったのですが、Skypark Linkに乗ってみませんでしたレポートになってしまいました。いつかまた別の機会に乗ってみたいと思います。

ちなみにSkypark Linkは、スバン空港(Terminal Skypark)とKL Sentralを結んでいて、途中LRTのSubang Jayaの駅で降りることもできるそうです。スバン空港からKL Sentralまでは30分、運賃は15リンギの予定のようですが、現在はお試しで無料。窓口で「いつまで無料なの?」と訊いたら「次のアナウンスがあるまで」という返事でしたw。

せっかく鉄道が整備されても、駅と駅のコネクションが悪いというのは、マレーシアあるある、の一つ。前回KLセントラルにモノレールが通った時も、最初は駅まで繋がっておらず、一度下に降りて、駐車場をつっきって行かなければいけなかったり、駐車場だった場所にショッピングセンターが建設されている間は、ぐるっと迂回して乗り継がなければいけなかったり、かなり大変だったのですが、今はそのショッピングセンター(Nu Sentralという名前です)の中を通って、上がったり、降りたりはしないといけないのですが、少なくともエレベーターで行けるようになりました。Skypark Linkもいつかそうなるといいなと(切に)思います。

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旅の指さし会話帳15マレーシア(マレーシア語)[第2版]

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著者:戸加里康子
イラスト:おおのきよみ
サイズ:A5並製

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